中国、国産空母を建造中 将来は4隻を計画=高官発言

【大紀元日本1月20日】中国は2隻目となる空母を遼寧省大連で建造しているという。同省トップの党委書記が明かした。旧ソ連の空母を改修した「遼寧」とは異なり、完成すれば中国初の国産空母となる。

中国国内や香港メディアなどが19日報じた内容によると、王珉・遼寧省党委員会書記が先週末18日に同省人民代表大会(省議会に相当)で、2隻目の空母は6年後の完成を目指し、将来的には少なくとも4隻を保有すると話した。中国はこれにより世界第2の規模の海軍力を有することになる。

この空母発言に関連するニュースは一旦ネットに流れたものの、すぐに削除されている。中央当局は2隻目の空母建造について、「控えめ」な報道姿勢を保つことを望んでいることは削除の原因だと英メディア・テレグラフは伝えた。

中国の軍部と習近平国家主席が海軍の増強に力を入れている。国営メディアが伝えたところによると習主席は昨年8月「国力に見合った海事活動を規律する法を執行する力を強化する」「(海軍について)平和的な発展の道を歩むが、我が国の核心的利益を含む権利を放棄することとは異なる」と述べている。

昨年4月、中国人民解放軍は85万人の将校を有すると発表した。海軍には23万5千、空軍には39万8千が所属しているという。

(翻訳編集・佐渡 道世)
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