【神韻日本公演】演奏家「迫害の場面に涙が止まらない」

「回転のリズムを感じた」と語る亜凛さん(大紀元)

【大紀元日本2月3日】悠久の歴史を擁する中国伝統文化を、ステージ上に具現した神韻公演。それを見た観客の多くは、それぞれ豊かな感性をもって味わい、心に深く刻むとともに、明日からの人生の中で神韻が伝える意味を考えていくという。

 2日、東京公演の最終日に会場の新国立劇場を訪れた観客のなかに、ヒーリングミュージック演奏家の亜凛(ありん)さんがいた。

 「最後の演目のなかに、中国の方々が迫害されている場面があり、見ていて涙が止まらなくなりました。その後の、神様が助けに来てくれるところでは、もう号泣してしまいました。それから舞踊もすばらしく、特に天女の舞が美しかったですね。天から仙女さまが降りてきて、蓮の花を手に、くるくる回転しながら踊る演目です」

 いま目にしたばかりの神韻のステージについて、弾むような声と表情で感想を語る亜凛さん。さらに、神韻公演の根本である中国伝統文化の魅力について聞くと、こんな答えが返ってきた。

 「私の母は日本人ですが、中国の満州で生まれました。(母が生まれた)地元の方々と、音楽などを通じた交流も、母の世代からずっと続いています。その元のところの音楽が聴かれて、すばらしかったです。中国の何千年もの歴史が育んだ古典舞踊。そのエネルギーが天と地をつなぐ螺旋の渦、つまり螺旋のエネルギーの魅力に、本当に感激させていただきました」

 この「螺旋のエネルギー」とは、亜凛さんによれば回転運動のことで、子供が生まれてくるときも回転しながらこの世に出てくる、という例を挙げて説明してくれた。今日の神韻の舞踊にも、その回転のリズムを感じたという。

 それを聞いた記者の想像が、亜凛さんの話に一致するかどうかは自信がない。ただ、聞くところによると、渺茫たる宇宙は大きく回転しているのだという。それは、もともと宇宙には回転する性質、すなわち旋機があるからだそうだ。

 「来年の神韻にも来ます」と言っていた亜凛さんに、1年後の神韻取材で確認することにしたい。

 

 

(牧)

 

 

 

 

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