中国海軍「先進国に匹敵」 空軍も「安定した成長」=米専門家

(Feng Li/Getty Images)

【大紀元日本2月4日】米国防情報当局の専門家らは、ここ10数年間の軍事力強化を経て、中国軍はすでに米国にとっても脅威となるほどの近代化を遂げているとの見解を示した。

専門家らは1月30日、米議会の諮問機関である米中経済・安全保障調査委員会(USCC)が主催した、中国の軍事力に関する公聴会でこのような発言をした。米海軍情報局のジェシー・キャロキン氏は、中国の潜水艦の発展を引き合いに、中国の海軍力は「先進国に匹敵する」との見方を示した。

キャロキン氏によると、10年前は、中国に対艦巡航ミサイルを搭載した潜水艦は数隻しかなかったが、2015年には7割の潜水艦にそれが装備されることになる。2020年には、75%の通常動力型潜水艦とすべての原子力潜水艦は対艦ミサイルなどを装備した「現代化潜水艦」になるという。「我々が目にするのは、かつてよりはるかに精良で、長距離巡航ミサイルを備え、我々の軍艦を攻撃できるような潜水艦部隊であろう」

キャロキン氏はさらに「どういう評価基準をもちいても、中国の現代化潜水艦と武器システムはすでに、欧米の近代化した海軍に匹敵すると言えよう」と強調した。

同じ公聴会で、米空軍の分析機関・国家航空宇宙情報センターのドナルド・フューエル氏は、中国の空軍とミサイル部隊も「安定した成長を遂げている」と話し、「大きな力を備えた」と指摘した。

(翻訳編集・張凛音)
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