マレーシア航空、以前にも乗客情報を改ざん ずさんな管理が浮上

【大紀元日本3月12日】マレーシア航空370便が南シナ海上空で消息を絶った件で、同航空のずさんな管理の実態が浮かび上がっている。

10日付の香港紙サウスチャイナ•モーニング•ポストによると、同航空は2007年と2012年の2回にわたり、乗客をセキュリティシステムに通らせるため、パスポート情報を不正に改ざんしていた。

2012年1月、同航空のスタッフがコンピュータ•システムにある旅券番号を改ざんし、あるマレーシア国籍の人物をクアラルンプール発ニュージランド・オークランド行きの飛行機に搭乗させた。この不正はニュージーランド側で発見された。その後、オークランドの法廷はマレーシア航空に約4650ドルの罰金を科したが、同航空スタッフの動機について、法廷は明らかにしていない。

また2007年4月にも、同様な事件が起きていたが、マレーシア航空は、コメントを出していない。

今回公開された370便の乗客情報リストにも、中国の旅券番号を所持する人物が、リストと異なる名前の出国歴もない福建省の警察官であることが判明している。こういったチェック体制の不備も消息不明飛行機の謎を深めている。

(翻訳編集・王君宜)

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