山西省のトンネル事故で31人死亡 当局隠蔽 全人代のためか

【大紀元日本3月14日】山西省晋城市で1日に起きた爆発事故で31人死亡、9人行方不明と中国国務院の事故調査チームは13日に発表した。事故当時、当局は7人死亡と発表し、事実を隠蔽した可能性が出ている。

1日、危険化学薬品メタノールを積んだ2台の輸送車が晋済高速(山西省晋城~河南省済源)の岩后トンネル内で 追突事故を起こし、炎上した。火は42台の自動車に燃え移り、その中で天然ガスを積んだ自動車が爆発した。石炭を輸送するトラックも巻き込まれ、火は73時間後にやっと消された。

事故を起こした2台の輸送車の運転手と同乗者4人は追突後、現場から逃走。現在身柄拘束中。

事故後、同市は、死亡者は少なく7人死亡、10人が負傷と発表した。

中国では5~13日まで、政府の今後1年間の主要政策を議論する重要な会議、全国人民代表大会(全人代)開催中で、多数の死亡者が公表されると、全人代に水を差す恐れがあるため、会議の終了に合わせて発表した可能性があるとみられる。

(翻訳編集・高遠)

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