「軍史上最大の汚職将軍」立件へ 江沢民軍内勢力の瓦解
【大紀元日本4月1日】中国共産党内で汚職容疑をめぐって調査を受けていた中国軍総後勤部の谷俊山・元副部長(中将)は3月31日、軍事裁判所に起訴された。江沢民元国家主席を後ろ盾とする谷容疑者が司法による裁きを受けることは、江氏の軍内での勢力の徹底崩壊を意味するものとみられる。
国営新華社によると、軍事検察院は3月31日、谷容疑者を横領、収賄、公金流用、職権濫用の容疑で軍事裁判所に起訴した。容疑が成立すれば、谷事件は、これまで軍内最大とされた2006年の王守業・元海軍副司令官による1.6億元(約26億円)の汚職を大幅に超える「軍史上最大の汚職」になると見られている。
谷容疑者は2012年2月にすでに失脚しているが、その後の約2年間、党内での調査が難航していた。今年1月になって、谷容疑者の実家で行われた家宅捜索の様子が国内メディアに報じられ、事件がようやく動き始めた。
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