カリスマ投資家ボルトン氏、中国市場での「誤算」認める 「創意に富む嘘」に当惑
【大紀元日本4月17日】英著名な投資家で資産運用会社フィデリティのアンソニー・ボルトン氏は3月31日の任期最終日に、中国市場について誤算があったことを認めた。ボルトン氏は2010年から中国企業を投資対象とする「フィデリティ・チャイナ・スペシャル・シチュエーションズ」ファンドの運用を担当してきたが、見込まれたリターンは得られず、一線から退くこととなった。
ボルトン氏はこの日「中国経済は4年間、上昇すると予測していたが、実際は後退していた」と自身の見通しが誤っていたことを認めた。同氏は今、中国経済を悲観視しており、国内総生産(GDP)の伸び率は6%台に落ち込むと見ている。
ボルトン氏は英国投資に特化した「フィデリティ・スペシャル・シチュエーションズ」ファンドを28年にわたって運用し、年平均19.5%のリターンを挙げていたが、チャイナ・スペシャルではマイナス15%と振るわなかった。
関連記事
国際通貨基金は、中国の人民元が実質ベースで中央値21.3%過小評価されているとの見方を示した。内需低迷や輸出依存を背景に、当局へ財政刺激の拡大や不動産市場の安定化、社会保障の強化を求めた
IMFは中国の経済成長率見通しを下方修正した。不動産市場の低迷や消費・民間投資の弱さが続く一方、中国経済は輸出への依存を強めている。EUとの貿易摩擦や「中所得国の罠」など今後のリスクを読み解く
中共の政府債務負担が急増している。2026年の中央・地方政府の利払い費は1.4兆元に達する見通しで、財政余力や新たな景気刺激策を打ち出す余地を圧迫している
中国の2026年9月の乗用車小売台数は前年同月比28%減となる一方、輸出は73.7%増えた。エンジン車の販売低迷が続くなか、EUは中国製ハイブリッド車の輸入規制を検討。中国も新エネルギー車の輸出時に適用する付加価値税(増値税)の還付率を引き下げる
中国人民銀行は9月まで23か月連続で金を買い増し、月間購入量は過去3年で最大となった。中国の金輸入額も過去最高を記録。米国債への依存低下や不動産低迷を背景に、政府と家計の双方で金需要が強まっている