広東省靴メーカーの大規模ストライキが拡大、系列工場に飛び火 長期化も

【大紀元日本4月22日】広東省東莞市の靴メーカー・裕元工業で起きたストライキは、ほかの系列工場に飛び火するなど拡大を見せている。江西省工場の従業員2000人も18日にストライキを開始、広東省中山市、珠海市にある工場でも参加を計画していると伝えられる。

台湾資本の同社で14日、従業員4万人が労働条件の改善を求めストを実施、近年最大規模の抗議活動となった。米ニューヨークにある人権団体・中国労工観察によると、少なくとも従業員2人が逮捕されたという。

現在、東莞工場のほか、江西省安福市にある工場もストに参加した。警官隊が現場で警備に当たっているが、衝突は起きていない。

広東省工場の従業員らは、社会保障手当ての改善、賃上げ、より公平な労働契約を要求。同社は5月1日から社会保障手当などを増額すると発表したが、18日に従業員の代表が逮捕されたとの情報を受け、再び1万人が市街地でデモを行った。警官隊との衝突が発生し、複数の参加者が逮捕されたという。

従業員らはメーデーに当たる5月1日までストを継続するという。

同社は台湾資本で、アメリカのナイキやドイツのアディダスなどのスポーツシューズ製造を行う世界最大手の靴メーカーである。

(翻訳編集・高遠)

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