北京在住者、海外サイトに「臓器狩り」情報提供で逮捕

【大紀元日本5月16日】中国の収容所で起きている、生きている人から臓器を奪取する「臓器狩り」問題に関する情報を米国拠点の中国語サイトに提供したとして、中国公安当局は北京在住者を逮捕した。AP通信が伝えた。

同局によれば、北京在住の向南夫氏(62)は「中国当局が生きている人間から臓器を摘出し、生き埋めにしている」との情報を博訊新聞に提供し、巨額な米ドル報酬を得て、反政府意識に繋がる社会的不満を煽ったという。他にも「警官隊が暴力で土地を接収し、妊婦を殴り殺した」などの情報も同紙に伝えていた。

これについて博訊新聞は13日、反論の声明を発表。向氏からの情報提供を受けたことは認めているがニュースとして報じておらず、報酬についても否定している。しかし、同紙代表ワトソン・モン氏は4月に北京の国連事務所に「臓器狩り」停止に関する請願書が届けられていることを明かした。

▶ 続きを読む
関連記事
強制臓器摘出に反対する医師団(DAFOH)がオンライン・フォーラム開催。中国での法輪功迫害と臓器収奪を「冷たいジェノサイド」として検証。12月9日、10日にライブ視聴できる
習近平の「150歳」発言が火付け役。共産党エリートだけが享受する「981長寿プロジェクト」の実態を追う。軍病院、臓器収奪、検閲——権力者の命を延ばすため、無実の命が犠牲にされる恐怖のシステムとは?
人間の生命の尊厳を回復させるために果敢な行動を取ったケネディ保健福祉省長官は称賛に値する。米国保健福祉省(HHS)は、「死亡ドナー規則」に違反したアメリカ内の病院を摘発。これらの病院では、完全に死亡していない可能性のあるドナーから臓器が摘出されていた。
東京の文京シビックホール展示室 2で、11月10日から3日間、生体臓器収奪の闇をポスターというアートで暴き出したポスター展が開催される。そこには全日本人が知るべき中国の臓器狩りの実態が表現されている
台湾衛生福利部苗栗病院精神科部長の黄千峯医師が横浜で講演し、アルコール依存対策と臓器移植倫理を語った。田野井市議は「事実に衝撃を受けた」と述べ、日台の医療協力に期待を示した。