サムスン電子、スマホ生産80%を中国からベトナムへ

【大紀元日本5月16日】市場アナリストによると、韓国大手サムスン電子は、多機能携帯電話(スマートフォン)の製造部門の80%をベトナムに移す予定だという。

2013年、同社はベトナムに新工場を建設するため20億米ドルを投資した。生産能力は2015に完全稼働し、同社スマートフォン事業の40%の生産能力を占めることになる。

「上昇を続ける中国の人件費を理由に、サムスンの製造部門は今後2~3年で更に中国からベトナムへ移っていくだろう」とアナリストは分析する。また「中国がコンピューターやIT機器の世界最大製造国と輸出国としての立場は揺らいでいる」ともつけ加えた。

中国商工会議所情報テクノロジー部門の副代表・高仕旺氏によると、世界の80~90%のコンピューターと携帯電話部品の製造は中国が行っていると述べている。しかし、上海拠点のメディア「中国ビジネスニュース」によると、徐々に生産はベトナム含む東南アジア諸国に移っているという。

2013年、米国で販売される中国製ノートパソコンの市場占有率は95%から87%にまで下落した。

一方、ベトナムからのタブレット式コンピューターの輸入は210万台増加した。

(翻訳編集・佐渡 道世)
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