中国産干し椎茸は「用心すべき」 「野生」にも農薬=独メディア

【大紀元日本5月19日】中国産の干し椎茸は「用心すべきだ」。ドイツのテレビ局ダス・エルステが15日、中国の食品問題に焦点を当て、グレープフルーツ、干し椎茸と落花生の3種類の中国産食品残留農薬について検査した結果を番組で報告した。

番組は冒頭で「多くの消費者は中国産食品に安全リスクがあると認識している。それは中国ほど、大量に農薬を使用する国はないからだ。これは深刻な環境汚染をももたらしている。中国政府でさえも、60%以上の水源が汚染されていると認めており、6分の1の土地は重金属汚染で耕作に適さないとしている。中国産の食品は各種の検査に引っかかっている。EUは食品規定違反問題をすべて記録しているが、中国は悲劇的にトップの座に鎮座している」と述べた。

同番組は検査機関に依頼し、中国産グレープフルーツ、干し椎茸と落花生の残留農薬を調べ、干し椎茸は「もっとも用心すべきだ」と指摘した。複数の検体のニコチン含有量は基準値の3倍に上っており、「野生」と表示されているものからも、EUに禁止されている農薬が検出されたという。

中国産落花生のカドミウム含有量も「非常に高い」。EUは基準を設けていないものの、加盟していないスイスなどでは流通できないと同番組は指摘した。一方、グレープフルーツは問題がなかったという。

番組はまた「多くの中国産食材は加工食品にだけ使用されている」と注意を呼びかけた。生産者は原材料の産地を表示する義務がないため、「中国の食材はとっくに私達の毎日の食卓にのぼっている」と懸念を示した。

(翻訳編集・張凛音)
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