中国当局、チベットの人気歌手を拘束 歌詞が逆鱗に触れたか
【大紀元日本5月29日】亡命チベット人向けのラジオ局「チベットの声」(本部オスロ)は26日、 チベットで高い人気を誇る歌手ゲベイ氏が、新たに制作されたシングルに当局の逆鱗に触れる内容があったとして、拘束されたと伝えた。シングルに収録された2曲は当局の検閲によって現在、発売禁止となっている。
チベットの声は情報筋の話として、ゲベイ氏は24日夜、四川省アバ・チベット族チャン族自治州で開かれた催しに出演したあとに連行されたという。
シングルの収録曲「チベットの勝利」の中で、 ダライ•ラマへの想いや国内外のチベット人の再会への強い願いが表現されている。もう一曲「僕ら、不幸がありすぎて」は、 ダライ•ラマの亡命やチベット人の焼身自殺、ラサなどで起きたチベット人虐殺事件などを含むチベット近代史を回想し、悲しいメロディーで歌われている。
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