地下水汚染が深刻 住民に健康被害=河南省

【大紀元日本6月5日】中国国内メディアによると中国河南省禹州市東南部の十里村の地下水に、同村の石油企業の石油貯蔵タンクから漏れた油が混入し、悪臭などの深刻な汚染被害が出ているという。一部の村民は飲用水として汚染水を飲んだため健康被害が出ているとも伝えられている。

地元村民は被害状況を訴える。油漏れを指摘されている宏達石油公司の近隣住民7世帯の周辺に生えていた草花が枯れ、井戸からは悪臭を発する不純物の混じった黄色と黒くよどんだ液体が出るという。この液体は火をつけると燃え、濃い黒煙が立ち上る。村人は火災を防ぐために、各自で消火用の砂を用意している。

数年前から何人かの村民が地下水汚染に気付いていたが、今年になって多くの村民が体調を崩し、精神を患うものも出るなど深刻さを増したという。

ある情報筋は、宏達石油公司が地方当局と政治的な係わりがあることから、油漏れによる深刻な地下水汚染問題が長い間、解決できていないと暴露した。

約20年間操業していた同社は現在、操業停止処分を受け、市の安全生産監督局や環境保護局などが石油貯蔵タンクなどの検査を実施しているという。

(翻訳編集・王君宜)
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