野生蜂蜜で集団食中毒、3人が死亡

【大紀元日本6月13日】中国福建省三明市泰寧県で最近、野生バチのみつを摂取した村民が集団食中毒を起こし、3人が死亡した。問題のはちみつから有毒成分が検出され、野生バチが有毒植物の花粉を採取したと思われる。

中国国内メディアの報道によると、6日午前9時頃、村民の葉元良さんは自宅の小屋で収穫した野生バチのみつを、隣近所にもおすそ分けした。午後1時頃、このはちみつを食した村民全員が、唇の麻痺、目眩い、吐き気などの症状を訴え、病院に搬送された。そのうち、3人が亡くなり、残りの16人がいまも入院中で命に別状はない。

翌7日、同省保健機関の職員がこのはちみつのサンプルを検査したところ、ライコウトウとタケニグサに含まれる有毒成分を検出した。ライコウトウはニシシギ科のつる性木本で、別名:タイワンクロヅル。肝障害や腎障害、心疾患などをおこす可能性が指摘されている。タケニグサはアルカロイドという神経に作用する毒素を含んでいる毒草である。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。