労働者のSOSメッセージ 英国人女性購入の激安ワンピースに

【大紀元日本6月25日】英国のカジュアルファッションの人気ブランド「PRIMARK(プライマーク)」のワンピースを購入した英国人女性は、服の「洗濯表示ラベル」に書かれた長時間労働を訴えるメッセージを発見した。製造工場の従業員からだと思われる。

サウス・ウェールズ・イブニング・ポスト紙の報道によると、レベッカ・ギャラハーさん(25)はこのほど、ロンドン市内のプライマークで10ボンド(約1700円)のワンピースを購入した。自宅で「洗濯表示ラベル」を確認したところ、小さなラベルが縫い合わされていることに気づいた。「長時間労働を強いられている(Forced to work exhausting hours)」と英語のメッセージが書かれていた。

「正直にいうと、このような格安の衣服はどのように作られたのか、いままで考えたこともなかった」「罪悪感に圧倒されて、この服を着る勇気がない」とギャラハーさんは心情を語った。

彼女はその後、プライマークに電話したが、15分ほど待たされたあと、相手は電話を切ったという。

アイルランド生まれのプライマークはロンドンを中心にヨーロッパでは250以上の店舗をもつ人気ファッションブランドである。

この服の生産国について、報道は言及しなかった。

このような奴隷労働に関する情報は今回がはじめてではない。

2012年10月、米国で中国製のハロウィングッズから中国強制労働収容所からのSOSの手紙が発見された。差出人は、自分は監禁中の法輪功学習者でこの商品を作ったと名乗り、収容所では休日なしで毎日15時間以上の労働を強制されていると訴えた上、手紙を国際人権団体に渡してほしいと記してあった。

2012年、中国製のハロウィングッズから発見されたSOSの手紙 (ネット写真)

(翻訳編集・叶子)

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