英人気ファッションブランド、中国の強制労働収容所で製造か

【大紀元日本6月26日】Tシャツが2ポンド(345円)、ジーンズが7ポンド(1210円)と激安のイギリス人気ファストファッションブランド「Primark」(プライマーク)は中国の強制労働収容所で製造されているとの疑惑がもたれている。英BBC中文網が25日に報じた。

それによると、北アイルランド在住の女性はベルファストで購入した同ブランドのズボンから助けを求めるメモを見つけたという。

メモには「SOS!中国湖北省の強制労働収容所に監禁されている者です。毎日15時間に及ぶ労働を強いられている。ここで縫製されたアパレルは海外に輸出されている」と書かれている。

報告を受けたプライマーク側はこれまで販売した商品が中国の刑務所または強制労働収容所で製造されたと示す証拠がないとしたうえで、問題のズボンを回収し経緯を調査すると約束した。さらに、同じ種類のズボンは2009年11月に販売終了したが、なぜ今になって発見されたのか不思議だとコメントしている。

これについて女性は、ズボンは2011年に購入したものの、使用せず、最近になってクローゼットから出した際にメモを発見したと説明した。メモは国際人権団体のアムネスティ・インタナショナルに提出されたという。

アムネスティは以前にも中国の刑務所などの収容施設では囚人が強制労働を強いられている事例を把握していたとしている。

女性はアムネスティに対して、「驚いた」と述べ、「早く発見できたら、この事実はもっと早く知られたかもしれない」と語った。

アムネスティの北アイルランド支部の責任者はこの出来事を「恐ろしい話」だとし、メモに書かれたことが事実かどうかは簡単に確認できないが、今回の事例は「氷山の一角」である恐れがあると指摘した。

同ブランドについて今月、ロンドンでワンピースを購入した女性もタグから「長時間の労働を強要されている」と訴えるメモを発見した。

(翻訳編集・江左宜)
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