中国国務院報告書 金融リスク防御の重点領域発表 

【大紀元日本6月26日】中国経済の先行き不安が強まっている。国務院の最新報告書は、景気がいっそう減速していると認めたほか、金融リスク防御の重要点を発表し、金融機関破産への対応策を研究、制定しているとした。

24日、中国中央銀行の劉士余・副総裁は国務院を代表して、全人代(全国人民代表大会)常務委員会に、上記の金融リスク問題に関する報告書を提出した。

報告書は、国内経済の減速リスクが高まっていると前置きし、一部の地区、産業または特定の時期に、金融リスクが集中していると記し、防御の重要点として、不動産や鉄鋼、炭鉱などの業界を取り上げた。また、経済構造の調整が難航していることや、一部の企業の負債率が非常に高いこと、金融機関が抱えている企業の不良債権が増え続けていること、(200兆円規模とも言われている)理財商品の債務不履行リスクの上昇などの問題点をまとめた。

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