マリリン・モンロー像、完成わずか6ヶ月で撤去 西洋文化を排除する動きか=中国

【大紀元日本6月27日】広西チワン族自治区貴港市に設置されていたマリリン・モンロー像が11日、完成後わずか6ヶ月で撤去され、ごみ処分場に廃棄された。

ステンレス製の同像は2年間をかけて作製され、高さ8.18メートル、重さ約8トンと迫力のあるものに仕上げられていた。昨年12月、同市の商業施設「チャイナタウン」の開業時に、中国一高いマリリン・モンロー像としてお披露目されたばかり。地元ではランドマーク的な存在で、すでに市民の憩いの場となり、カップルのデートや結婚式の写真撮影が行われるなど市民に親しまれていた。

撤去理由について、匿名の当局関係者は「当局は開発者から事前に建設の申請や報告を受けていないため、違法建築物とされた」と説明。一方、米政府系海外放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は西側のイデオロギーの浸透を排除する当局の方針が原因だと指摘した。

中国では4月末、米国の「生活大爆炸(ビッグバン・セオリー)」など人気ドラマ4作品の配信が突然、理由を明かされないまま禁止された。VOAは今回のモンロー像の撤去もこうした西洋文化の排除の動きによるものだとみている。

市民らは撤去が決定したモンロー像に「モンロー、行かないで」との横断幕を掛け、別れを惜しんだ。

撤去が決定したモンロー像に「モンロー、行かないで」との横断幕が掛けられた (ネット写真)

(翻訳編集・王君宜)

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