米国行き国際便の一部、電池切れ電子機器持込禁止へ

【大紀元日本7月8日】米運輸安全局(TSA)は6日、海外の特定の空港から米国に向かう直行便の機内に、携帯電話を含む電池切れの電子機器の持ち込みを認めないと発表した。爆発物の持ち込みを警戒するためとされている。

ジョンソン米国土安全保障長官が2日、関係当局に特定の空港での警備強化を指示したことを受けて、この措置が講じられた。電池切れの電子機器を持ち込む乗客には、追加の保安検査が行われる可能性があるという。

ロイター通信によると、欧州、中東、アフリカの空港は米国行きの国際便について、すでに保安検査を強化している。タブレット端末やノートパソコンも検査の対象で、アップル社とサムスンの携帯電話は特別検査の対象とされている。

米国内便は対象外で、実施する対象空港は明かされていない。

CNNの7日の報道は、米当局者の説明として、新たな警備対策は、テロ組織が検査を潜り抜ける爆発物を開発していることへの対応と報じた。

国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」や「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」による航空機を狙った爆破計画を懸念している米当局は、今年から航空各社に対して、歯磨き粉、化粧品、靴に対する安全検査の強化を求めた。

09年のクリスマス、シリアのテロ組織がデトロイト行きの航空機内で、特製の「下着爆弾」を爆発させようとしたが未遂に終わった経緯があった。

(翻訳編集・叶子)
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