汚職を抑制する薬? 中国の科学者、まか不思議な脳研究

【大紀元日本7月8日】香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは5日、「汚職官僚の脳は我々の脳と異なるのか」と題する記事で、中国の科学者が腐敗官僚の脳や神経システムを研究することで、腐敗の傾向を抑制するや治療法を探索していると報じた。

それによると、中国の最高学術機構・中国科学院の心理学研究所の李シュウ教授の研究チームは、神経科学の国際誌『Frontiers in Behavioral Neuroscience』に掲載された論文で、「人々はむしろ倫理を犠牲にして富の追求に行く時、左前頭葉の下前頭回の上部にある小さな領域が重要な役割を果たしている」と述べた。つまり、賄賂の金額は大きければ大きいほど、大脳への刺激は大きいことが分かったという。

さらに、同報道は北京大学の神経病学専攻の葛鑑橋博士の見解を引用し、汚職官僚の脳機能の研究は脳と汚職行為との関係を見つけるためになる。これに基づき、薬物または心理療法など、人間の行動を調整する方法を見つけることができると報じた。

同研究について、中国人ネットユーザーのコメントは、ほとんど批判一辺倒となった。

「自身の制度と人間性を反省しないのに、薬剤で汚職を根絶したいのか??恥知らずなやつら」

「とんでもない考えだ。無駄に税金を浪費しないでくれ」

「彼らは救いようもない末期状態じゃないか。薬を飲むって、まだ救う希望があるふりをするなんて」

「納税者のお金で汚職官僚への脳研究って、世界中で中国しかできないだろう」

(翻訳編集・王君宜)
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