断崖絶壁に立つ1500年前の寺 地震にも壊れない
【大紀元日本7月10日】懸空寺は中国山西省大同市近郊の有名な寺で、元の名は「玄空閣」。断崖の中腹にぶら下がるように建てられていることから「懸空寺」に改名された。
約1500年前の北魏時代に造営されたもので、中国に現存している、仏教、道教と儒教が一体化した唯一の寺とも言われている。「玄空閣」の「玄」とは中国の道教の教理で、「空」は仏教の教理である。
寺は大同市中心部から南東に約60キロの恒山のふもと近くにあり、峡谷の小さな盆地内に位置している。両サイドは高さ100メートル以上の絶壁で、寺は地上から50メートルの高さの崖にへばりつくようにぶら下っている。遠くから見ると、重なる殿閣を10数本の木の柱が下から支えているのが見えるが、実は寺を真に支えているのは、断崖に深く差し込んでいる特殊加工を施された横木の梁であるという。
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