最高指導部、江沢民の愛人を調査

【大紀元日本7月18日】中国元最高指導者江沢民の身辺に対する調査が着々と進められているようだ。各方面からの情報によると、江の愛人とされる海軍政治部歌舞団(海政文工団)の団長、ソプラノ歌手の宋祖英(48)は個人コンサート開催のため軍事費及び文化部予算を不正流用した疑いで最高指導部の調査を受けている。

党員の腐敗などを監視する共産党中央規律検査委員会と、軍の最高機関・共産党中央軍事委員会の規律検査委員会は同時に、宋に対する調査を行っているという。

台湾紙「東森新聞」もこの情報を報道した。

大手ポータルサイト「新浪網」のミニ・ブログ(微博)など中国国内のインターネットでもこの情報は出回っていたが、いまはほとんど削除されている。

海政文工団の団長とはいえ、本来なら、一介の軍部のソプラノ歌手が取り調べを受けてもそれほどの話題にはならない。しかし、宋は江の愛人とされる女性で、その寵愛を一身に受けてきたことは世間に知れわたっている。かつては女王的な存在であった彼女に調査の手が及んだことは、共産党国家では決して尋常ではない。様々な憶測が飛び交っている。

宋は2002年12月20日に豪州のシドニー・オペラハウス、03年11月23日にオーストリアの有名な「黄金のホール」、06年10月に米国のジョン・F・ケネディ・センターで個人コンサートを開催した。不正資金流用の調査の対象はこれらのコンサートとされている。

現時点において、中国の政府ルートでのこの情報の信憑性はまだ確認できていない。

(翻訳編集・叶子)
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