中国、1%の家庭に個人資産の3分の1が集中 ジニ係数が危険水準に
【大紀元日本7月30日】北京大学が25日に発表した報告書は、1%の家庭が中国国内の個人資産の3分の1以上を保有していると貧富の差拡大が加速しているとしている。さらに、専門家は「改革開放の失敗を意味する」と厳しく批判した。
「中国民生発展報告2014」と題する同報告書はまた、社会の底辺にある25%の家庭では、国内の個人資産の1%しか所有していないと述べ、「金持ちはさらに金持ちになり、貧しい人はさらに貧しくなる悪循環に陥る可能性がある」と指摘した。
報告では、格差の広がりに都市部と農村部の格差などの原因要素のほか、家族構成員が体制内(党や政府部門)で勤務しているかどうかも要素の一つと言及した。政府職員がいる家庭の財産は明らかに一般企業で働く家庭の財産より高く、財産の増加幅も大きいという。政府関係の汚職で富を築いた可能性も出ている。
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