寸暇を惜しんで学ぶこと

【大紀元日本8月12日】古人曰く、「君子はどんな大きさの翡翠を見ても見向きもしないが、時間ならほんの少しでも大切にする」。時間は水や光のごとく、あっと言う間に過ぎ去ってしまうと古代の聖人たちは語りかける。

孔子曰く、「朝に道を聞かば、夜に死すとも可なり」。自分が何をして、何のために生きるのか分からなければ、人生は短くて虚しいものだ。

しかし、学ぶ喜びを知り、最終的に道を得ることができれば、その人生は短くとも充実しているだろう。

孔子自身、とても時間を大切にした。彼は常に学び、時には寝食を忘れることもあった。彼は自分のことを、「発奮しては食事も忘れ、(道を)楽しんでは心配事も忘れ、やがて老いがやって来ることにも気づかずにいる」と語った。

荀子曰く、「私はかつて、一日中考え事をしていたことがあるけれど、それはほんの少しだけ学ぶことにも及ばなかった。私はかつて、つま先で立って遠くを眺めようとしたが、高いところに上って見渡すことには及ばなかった」。荀子は、身を修め、真の君子になるためには、よい師の下でひたすら学ぶことだと説いた。

人は、学び続けることで成長することができる。道は果てしなく広く、学ぶことには終わりがないのだ。

(翻訳編集・郭丹丹)
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