雲南省地震 現地住民「死者は1千人超」

【大紀元日本8月6日】5日、中国政府系メディアは、3日夕方に中国南西部の雲南省で起きたマグニチュード6.5の地震の死者は400人を超えたと伝えた。被災地ではまだ多くの人ががれきの下に取り残されており、救助活動は難航しているとみられる。

耐震性の低い昔ながらのレンガ造りの建物が密集した、山間部の小さな村で今回の地震は起きた。住宅地はほぼ壊滅状態である。

国営新華社通信によれば、これまでに確認できた死者は410人、負傷者はおよそ2300人。8万棟の建物が全壊し12万4千棟の建物が一部損壊。25万人以上が避難生活を送っている。また、被災者の総数は108万人に達した。

各地で崖崩れが起き、多くの道路や橋が寸断されているため、被災地へ向かう軍や建設用大型重機を積んだ車両が通行できず、救助活動が難航しているとみられる。

新華社は、1万8千人の救助隊が現地に到着したと報道している。

一方、5日の大紀元(米・中国語)の電話取材に対して震源地の村の女性は、死者はおよそ1千人に達したと話し、気温が高い中、一部埋葬できない遺体はすでに腐乱しており、疫病の発生も心配されているという。

政府の支援物質は、地震発生2日後の5日に届いたが、体感できる余震が5、6回ほど起きているという。

現地では雨が降り続いており、地すべりや洪水も警戒される。

(翻訳編集・叶子)

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