上海出身カフェ店長、黒人差別で猛批判=豪州

【大紀元日本8月20日】豪州シドニーでカフェを営む上海出身の店長が、黒人であることを理由に就職を断わっていた。この人種差別により店長は地域住民やインターネットから猛批判を受けている。デイリーメール・オーストラリア紙などが伝えた。

シドニーのダーリンハーストにあるカフェ「Forbes & Burton Café」へ、ブラジル出身の豪州国籍ニルソン・ドス・サントスさん(39歳)がバリスタの採用面接に訪れた。上海出身のスティーブン店長はサントスさんを見て「驚いた様子だった」という。店長は「私の顧客は白人で、黒人がコーヒーを入れることを望んでいない。あなたはアフリカ人だ」と告げた。

面接後、サントスさんはカフェ店内の顧客に事情を話した。これを聞いた数人の客が抗議の気持ちを表すために店を出て行き、また一人の従業員が辞めたという。

この報道の後、カフェの公式フェイスブック(facebook)のページには猛烈な批判コメントが数百件も投稿された。「業の報いを受けたらいい」「閉店して街を出ろ」「私は中国人だがこのような人を恥じる。中国に戻りなさい」

豪州ニュースメディアのNew.com.auが伝える地域住民の話では、カフェはその後、小麦を投げつけられるなどしたという。

メディアの取材に対し、店長は謝罪を述べているが、カフェは雇用と平等に関するオンブズマンによる調査を受けている。

(翻訳編集・佐渡 道世)

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