中朝国境地帯に最先鋭部隊 北朝鮮、盟友を警戒か

【大紀元日本8月21日】北朝鮮は最近、最新鋭を含む戦車80両を中朝国境地帯に配備した。

戦車が移された中国と隣接する両江道は、軍事上の要所である。

韓国紙「朝鮮日報」によると、これまではこの地域に戦車を配備することはなかったが、現在は臨戦状態で、装甲歩兵部隊、放射砲部隊、特殊戦部隊も配備されたという。

同紙は、情報筋の話として、「金正恩・総書記は同地域に80両以上の新型装甲車をさらに配備する予定」と報じた。

北朝鮮と盟友中国の間にいったい何が起きたのか。

習近平・国家主席就任後、初の韓国訪問直前の6月29日早朝、北朝鮮は日本海に向けてミサイルを発射した。その行為は、「中国の最高指導者は就任後、必ず北朝鮮を先に訪問し、その後に韓国を訪れる」という中国の北朝鮮重視の慣例を破ったことに対する怒りだ、と思われた。

今回、中国との国境地帯に戦力を増強した理由について、前出の情報筋は「今後、これまで味方だった中国政府に裏切られるかもしれないと警戒しているためだ」と指摘した。

(翻訳編集・叶子)
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