中国衛星、中国最大の麻薬栽培地を発見か 公安当局は否定

【大紀元日本8月28日】中国国家航天局は22日、公式サイトで中国公安部(省)が地球観測衛星の撮影データを分析したところ、吉林省と内モンゴルで中国共産党の政権樹立以来、最大面積の麻薬栽培地を発見したと発表。中国メデイァ・中新網などが25日報じた。

さらに、中国全土を網羅しているこの衛星は福建省の海上に大型の石油密輸ルートを発見し、中国と北朝鮮の国境地帯や、新疆ウイグル自治区でも数十本の違法越境ルートを発見した。新疆ウイグル自治区はパキスタン、アフガニスタン、旧ソ連の中央アジアの加盟共和国などの国境と隣接している。

同衛星は高解像度マルチスペクトルカメラを搭載した光学衛星「高分1号」と呼ばれ、昨年4月に打ち上げられ、12月末に観測を始めた。

最近、中国人スターが次々と麻薬使用で逮捕されたため、衛星観測による麻薬取締りの情報が中国各紙の見出しで取り上げられ、人々の注目を集めた。

しかし、中国公安部(省)の麻薬撲滅局の関係者は25日午後、記者の取材に対し、同情報を否定。「具体的な情況は確認中。情報の出所を調べる」と述べた。

同情報を公表した国家航天局は「情報に相違がある」と示し、公式サイトから関連文章を削除した。

(翻訳編集・鈴木真弓)
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