日本生まれのパンダ 「待遇向上」のため想像妊娠?=四川省

【大紀元日本8月28日】四川省成都のジャイアントパンダ繁殖研究基地は最近、体調変化から「妊娠待遇」を受けていた日本生まれのパンダ・愛浜(アイヒン)は、実際は妊娠していない「想像妊娠」だったと発表した。中国政府系メディア•新華網などが25日報じた。

この発表と同時に、用意していたパンダ出産のインターネットのライブ中継も中止した。また年内の出産はないという。

今年の7月初旬、愛浜は食欲不振や運動量の減少、ホルモン数値の上昇などから、研究員は妊娠の兆候があると判断し、愛浜を今年出産予定のパンダのリストに入れた。

しかし2ケ月の経過観察の後、愛浜のホルモン値は正常の数値に戻り、食欲も回復した。

同所研究員・呉孔菊氏は、想像妊娠はパンダによく見られる現象であると述べる。雌パンダは妊娠の兆候が出始めると、食事や看護などの質が上がる「妊娠待遇」に切り替わる。賢いパンダは自分の「生活の質」を上げる為に、妊娠のふりをすることもあるとの見方を示した。

「妊娠待遇」の雌パンダは空調付きの個室に移され、24時間体制で看護される。また食事面でもパンやリンゴ、新鮮なタケノコが与えられるという。

愛浜は2006年に和歌山県「白浜アドベンチャーワールド」で生まれた雌雄の双子パンダの雌パンダ。2012年12月、日本から中国の「成都パンダ基地」に移された。

(翻訳編集・鈴木真弓)

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