新疆カシュガル地区で襲撃事件 22人死亡 当局発表せず

【大紀元日本10月20日】新疆ウイグル自治区南部のカシュガル地区巴楚で12日、農産物を販売する市場で襲撃事件が発生し、22人死亡し、数十人が負傷した。米政府系対外放送ラジオ・フリー・ラジオ(RFA)は19日に伝えた。中国当局は現時点で事件を発表していない。

それによると、ウイグル族の男4人が刃物や爆発物で襲いかかり、市場の警備員や店舗経営者など18人が死亡した。4人も通報を受け駆けつけた警察官によって射殺された。負傷者は数十人に上っているという。4人はいずれも25~30歳の地元若者だという。

同市場は店舗経営者の多くが漢民族で、中国政府の民族政策への反発による犯行の可能性が高い。

米華字ニュースサイト「博訊」は、同地区では15日から大規模な厳戒体制が敷かれ、すべての通信が遮断されていたとの情報を入手し、襲撃事件が発生した疑いがあると報じていた。

同地区では、7月28日に96人が死亡した無差別殺傷事件が発生したばかりだった。頻発する襲撃事件について、当局は犯人に死刑判決を出すなど、締め付けを強化しているが、根本的な対策を打ち出していない。

(翻訳編集・江音)
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