英、対香港の催涙スプレー輸出を見直しへ デモでの使用を問題視

【大紀元日本10月23日】英外務省のヒューゴスワイヤー国務大臣は22日の議会で、香港警察が9月28日にデモ参加者に催涙スプレーを使用したのを受け、政府が対香港の催涙スプレー輸出許可の見直しを検討していると答弁した。英BBCが報じた。

同大臣は、香港に催涙スプレーを輸出しているのを認め、「輸出許可を見直す際、最近起きた混乱を考慮する」と発言し、許可を取り消す可能性が高いと示唆した。同国のフィリップ・ハモンド外相は9月末、「香港政府が無抵抗の市民に催涙スプレーを使用したのを受け入れられない」と香港政府の対応を批判した。

英cherming社は長年、香港に催涙スプレーを輸出している。同社も販売方針を見直すと発表した。

英紙ガーディアンは9月、これまでの4年間に香港に18万英ポンド(約3100万円)相当の催涙スプレーを輸出したと報じた。

催涙スプレーを手にし、威嚇する警官。16日、香港 (Alex Ogle/AFP/Getty Images)

(翻訳編集・江音)

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