中国軍前ナンバー2、収賄容疑認め起訴へ

【大紀元日本10月29日】中国軍事検察院は27日、軍の前ナンバー2、徐才厚・前中央軍事委員会副主席への捜査が終了、現在、起訴前の審査をはじめたと発表した。

今年6月末、党籍・軍籍剥奪と、軍事検察院送致の処分を受けた徐氏(71)。国営新華社通信の28日付報道によると、捜査段階において、徐氏は職権を乱用し、他人の昇進に便宜を図り、直接または自身の家族を通して巨額の賄賂を受け取ったという収賄容疑を全面的に認めた。

徐氏と、「厳重な紀律違反で立件、審査中」の周永康・前中央政法委トップはともに江沢民元国家主席の側近で、江沢民派の、軍隊と公安・警察・司法への支配を実行していた2大重役とされている。

大紀元の調べによると、習近平氏は2012年末の軍トップ就任後、徐氏が抜擢した多くの高級幹部を入れ替えるなど、人事の大幅な見直しを行った。

また、大紀元が入手した内部情報では、徐氏への処分が発表された3日目の7月2日、江元国家主席は急きょ北京入りし、習近平国家主席との面会を要求したが拒否された。徐氏の情状酌量を求めるためとみられる。

習政権下で、両氏を含め汚職の容疑で相次ぎ失脚した江沢民派のメンバーら。一方、弾圧を受けている中国伝統気功・法輪功側は、弾圧を発動、主導してきたとして、江元国家主席を筆頭にメンバーらに対するジェノサイドの追及を一貫して求めている。

(翻訳編集・叶子)
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