習近平総書記、内部会議で意外発言

【大紀元日本11月12日】「歴史上、中華民族が確固たる地位と影響力を有したのは、戦争や対外拡張ではなく、中華文化の強い感化力のおかげだ」。10月15日の「文芸工作座談会」での習近平・党総書記(国家主席)のこの「温厚な」発言が注目されている。

中国共産党機関紙「人民日報」は翌16日、インスタントメッセンジャー「微信(Wechat)」でこの談話内容を配信した。

米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)のコラムニスト、中国問題専門家・林保華氏は「中共メディアの好戦的な論調、特に党中央宣伝部のメッセージと異なっている」と首を傾げた。

中国共産党のプロパガンダを担う中央宣伝部は、長い間江沢民派が実質支配しており、現在の実力者は同派メンバで中央政治局常務委員の劉雲山氏である。

一部情報によると、習氏の口調は非常に厳しく、国営中央テレビ(CCTV)のニュース映像に、同席の劉雲山氏は気まずい表情を見せていた。

文学・芸術界に向ける文芸座談会は日中戦争中の1942年、毛沢東が主宰した「延安文芸座談会」以来のものとなる。「なぜ、習氏は今頃になって召集したのか、上記発言の真意は何か」と関心が高い。

政府系メディアは今回の発言を報じなかったようだ。

(翻訳編集・叶子)
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