中国幼児の股裂けパンツ、米国で警察沙汰

【大紀元日本12月5日】中国国内では、幼児用衣服「股裂けパンツ」が、排泄時の機能性が良いとされ好まれている。しかし海外では、これを着用した幼児連れの中国系家族が公園や路上など町中いたるところで排泄するのに不満が募っていた。海外での批判を受けて、中国国内でも賛否両論のコメントがインターネットで飛び交っている。

米国カルフォルニア州モンテレーパーク市で、一人の米国人女性が「股裂けパンツ」を履いた中国系幼児を目撃し、現地警察に通報した。女性は「公共の場では性器やおしりの露出は幼児であっても不適切」との考えからだろう。駆けつけた警察官も、それが排泄の利便性を考えたデザインだと幼児の母親から説明を受けても、信じられなかったという。

米国の華字紙「僑報」の取材に答えた同市警察デーブ・エリオット小隊長は、この股裂けパンツに関する通報の場合、「親が中国の伝統的習慣と話した場合、米国の習慣に従うように諭し、幼児へ紙・布おむつの利用を勧める」という。

股の部分に充てる布がなく、おしりや性器が丸見えとなる「股裂けパンツ」は、海外では衝撃的に映る。中国では、幼児の活動や容姿は「公共マナーの対象外」との認識が強く、親は子どもの排泄物を放置するケースも少なくない。

中国国内でも、「すでに時代遅れ」との批判もある。インターネットではその外見から「不衛生」「公共の場では不適切」「性器が危険に晒されている」などの声が上がる。一方で「用足しには便利」「紙おむつを使わなくて済む」「子どもの裸の何がいけないのか。このパンツは中国文化の一部、アメリカ人は心が狭い」など、股裂けパンツを支持するコメントも多数書き込まれた。

(翻訳編集・佐渡 道世)
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