リターン、飛び蹴り、熱湯投げつけ・・・相次ぐ中国人客による飛行機トラブル

【大紀元日本12月18日】中国人の飛行機搭乗者によるトラブルが相次いでいる。出発点へ引き返させ大幅な遅延させるなど、航空業界では経済的損失をもたらす大きな問題となっている。所得増加により海外旅行など中国人が飛行機を利用する機会は増えている。一方、公共交通機関の利用ルールやモラルが追いついていないのが、問題の背景にある。

17日、中国国際航空重慶発香港行きの便で女性同士の乱闘が起きた。原因は子どもが騒いだことだという。後部座席の子どもを抱えた女性に対して、前の座席に座っていた女性が座席をまたいで飛び蹴りする様子が、同便の乗客により撮影された。写真がインターネットに出回り、品格や道徳の問題を指摘するコメントが相次いだ。

14日にもエアアジア航空バンコク発南京行きの便で20代の中国人男女2人が騒動を引き起こした。インターネットに伝わる目撃情報によると、何らかの事情で憤った女性が、命じられ運んだカップヌードル用の熱湯を持ったキャビンアテンダントに対し、それを投げ返した。さらに、この女性の知人である男性は「飛行機を爆発させる」と叫び、航空機内で乗務員や乗客を脅したという。同機はバンコクにとんぼ返りを余儀なくされ、この男女は現地警察に逮捕された。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。