人身売買のために生まれた赤ちゃん 山東省で乳児37人を保護

【大紀元日本1月15日】山東省警察当局はこのほど、人身売買グループを摘発し、37人の乳児と3歳の女児1人を保護した。同省済寧、泰安、曲阜などで容疑者103人が逮捕された。犯人グループは全国各地から臨月の妊婦を呼び込み、人身売買のための赤ちゃんを産ませていた。

同省兖州市の鉄道警察は、多くの妊婦が同市に来て出産し、数日後に帰郷することを不審に思った。調査の結果、犯罪グループが操業停止した工場を「闇の助産所」として使用していたことが明らかになった。生まれた子供は、ほかに誘拐された子供とともに、使用していない伝染病院の遺体安置所に隠されていた。世話をする人がおらず、カップラーメンや拾った野菜の葉っぱなどでお腹を満たしていた。

発見された37人は、いずれも健康状態に問題があるという。そのうちの7人は梅毒とエイズに罹っている。

中国中央テレビ14日の報道によると、妊婦らは生まれてくる赤ちゃんを1人5~8万元(約95~152万円)で犯人グループに売っていた。親に売られたため、乳児らは救出されても親元に戻ることがほとんど不可能だという。

(翻訳編集・江音)
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