内モンゴルの男性、政府庁舎前で自殺 牧場の強制収用に不満

【大紀元日本1月29日】AFP通信中国支局27日の報道によると、内モンゴル自治区で、強制収用された牧場の補償金に不満を持つ遊牧民の男性が19日、現地政府庁舎の前で首つり自殺を図り死亡した。26日にも3百人以上の遊牧民が区都フフホト市農業庁の前で、軍は牧場を不法占拠しているとして抗議を行った。

亡くなった男性の周囲の人の話によると、補償金が幹部らに横領されたと告発する男性に対し、政府当局者は「気が済むまで勝手に訴えればいい」と調査に応じなかった。

また、26日に集団抗議を行った遊牧民たちは、牧場の返還または適切な補償を求め、現地政府代表と交渉したが進展を得られなかった。被害者は800世帯に及ぶという。「逮捕されても譲歩しない」と遊牧民らは徹底抗戦の構えだ。

長年、内モンゴルの遊牧民は、政府による鉱産開発で草原の自然環境が破壊され、モンゴル民族の伝統文化も脅かされていると強い不満を抱いている。

(翻訳編集・叶子)
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