中国人の米国出産ブーム 米当局が関連施設を強制捜査

【大紀元日本3月5日】米連邦警察などは3日、ロサンゼルス郊外にある、中国人を対象とする産後ケア施設(中国名称:月子中心)30箇所を強制捜査した。逮捕者は出ていない。捜査に参加した米移民税関執行局(ICE)の関係者は、「脱税、マネーロンダリング、ビザ不正取得、共謀などの違法行為の証拠を収集するため」と説明した。

ほぼ全員が出産の目的を伏せて観光ビザで入国しているため、ビザの不正取得の容疑がもたれている。一部の施設には社会福祉詐欺の疑いも浮上した。公立病院での出産費用全額免除の優遇を受けるため、入所の産婦に低所得者の申請を手引きしているという。

また、無許可経営、違法増改築のほか、住宅街での集団散歩や、大量の生活ゴミなどが問題視され、施設の取り締まりを求める保守派団体や市民が抗議を起こしている。一部の都市では、住宅地での施設運営を法律で禁止するようになった。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。