15年のGDP目標を「7%前後」、李首相「新常態に突入した」
【大紀元日本3月6日】中国の李克強首相は5日、北京で開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、2015年の国内総生産(GDP)伸び率を7%前後に設定したと発表した。昨年の7.5%から0.5%引き下げた。
李首相は開幕式で「需要と可能性を考慮した」とした上で、新しいGDP成長目標を発表した。しかし、同日開かれた政府工作報告で、「我が国の経済発展は「新常態」(ニューノーマル、中高速の経済成長を維持すること)に入った」とし、「体制的弊害や構造的矛盾が(改革の)障害物で、改革を推し進めて経済構造を調整しなければ、安定かつ健康な発展を維持するのが難しい」と述べた。また「経済の下振れ圧力が増しており、経済発展における深層部の矛盾が顕在化し、今年直面する困難は昨年よりも大きい」との見通しを示した。
GDPの成長目標のほか、インフレ目標を昨年の3.5%から3%に引き下げ、貿易に関しては輸出入の伸び率を6%にした。また都市部の新規雇用者数を1000万人以上とした。
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