パンダに襲われ重傷の男性 当局が1000万円賠償で和解=甘粛省

【大紀元日本3月17日】中国北西部甘粛省で、野生のパンダに襲われて大けがを負った70代の男性に対して、地元林業局などが賠償金52万元(約1000万円)を支払うことで和解した。地方紙・蘭州晩報が14日報じた。

それによると昨年3月、同省隴南市の村で、迷い込んだ野生のパンダ1頭の捕獲をするため、地元当局職員は関全志さんが所有する敷地に追い込んだ。関さんはパンダに右足を噛まれ、大けがを負った。

関さんは7時間の大手術を受け、その後も8回にわたって再手術した。病院によると、足の切断を免れない可能性もあるという。

関さんの息子は、状況に応じた適切な捕獲行動を取らなかったとし、地元林業局当局者とパンダが生息する自然保護区に対して訴訟を起こした。

原告側の弁護士によれば、話し合いの結果、当局側が賠償金52万元を支払うことで和解が成立。関さんらは賠償額について「医療費に足しているので、ほぼ満足」と地元メディアの取材に答えた。

可愛い容姿としぐさで人気の高いパンダだが、時には凶暴化して鋭い歯で動物や人間を襲うこともある。パンダをロゴに使用する環境保全NGO・世界自然保護基金(WWF)は公式サイトで「パンダにかまれれば相当の重傷を負いかねない」と注意を促している。

(翻訳編集・王君宜)
関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明