中国の人権状況 「90年代中期同様に厳しい」=調査団体報告書

【大紀元日本3月18日】中国の人権調査団体は最新の年次報告書で、中国政府は江沢民政権下の1990年代中頃と同じく人権擁護者を拘留し、厳しい状況だと指摘した。

アメリカ拠点のNGO中国人権調査団体・中国人権保護(Chinese Human Rights Defenders,CHRD)は15日、「沈黙のメッセンジャー」と題した2014年年次報告書を発表した。調査対象の人権擁護者および団体は、人権弁護士、ウイグルやチベットなど少数民族、地方労働者、法輪功含む思想や宗教など幅広い分野に及ぶ。

同報告書によると、中国共産党の支配外にある人権団体に対する拘束者は増加し、2014年には少なくとも955人の活動家が拘束された。また多くのケースで拘束は正式な法的手続きを踏んでいないという。

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