中国の「国会議員」、無許可でトラ飼育 批判で辞任に追い込まれ

【大紀元日本3月20日】中国の山東省平度市で、国会議員にあたる全国人民代表大会(全人代)代表3人らが少なくともアムールトラ8匹を無許可飼育したとして、それぞれ罰金3000元(約5万8000円)が科された。2月に起きた虎の死亡事件がきっかけで発覚した。中国メディアが19日までに報じた。

調査当局によると、春節(旧正月)を迎えた2月19日、高層マンションの屋上にかごで囲まれていた生後7カ月のアムールトラが爆竹の騒音に驚き、屋上から1階の駐車場に落ちて死亡した。

中国では1993年、トラの狩猟や肉の販売が禁じられているほか、トラ製品の取引も禁止になった。しかし、香港メディア・鳳凰網(ifeng.com)が18日、闇市場ではアムールトラ1匹が100万元(約1950万円)以上の値で取引されていると報じた。

当局の処罰について、多くの市民や弁護士から「市民の安全にも重大な脅威となるのに、微々たる罰金だけでは軽すぎる」と非難が殺到。3人のうち、2人が世論の圧力で、代表を辞任し地方紙に謝罪文を掲載した。

(翻訳編集・王君宜)
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