欧州の危険品、「6割超が中国製」

【大紀元日本3月24日】欧州委員会(European Commission)は23日、危険性のある製品の6割超が中国で製造されたことを明らかにした。

EU加盟28カ国とノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインが参加する欧州委員会の危険製品通報制度「ラペックス(RAPEX)」が2014年に通報した件数は2435件に上り、その64%が中国で製造されたもの。

危険品の中で最も多いのはぬいぐるみなどの玩具で、全体の28%を占めている。中国製のぬいぐるみに吸盤があり、誤飲の恐れがあるとして危険品と見なされた。通報制度は2003年に始まって以来、危険品が年々増えており、毎年中国製の危険品が最多となっている。

欧州委のベラ・ヨウロワー(Vera Jourova)委員(司法・消費者・男女平等担当)はベルギー・ブリュッセル(Brussels)で行った記者会見で、現状が改善されていないことに「驚いている」と話し、水際対策として中国製品を対象とする特別通報システムが存在すると明かした。

これらの製品は、身体的な損傷(26%)、有毒物質の含有(25%)、窒息(12%)、感電(11%)、つまずき(9%)などの危険性があると指摘された。

(翻訳編集・江音)
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