コークス工場で有毒ガス漏れ、住民1万人が抗議 中学生も参加=四川省

【大紀元日本4月15日】四川省内江市威遠県のコークス工場で10日から、有毒ガス漏れ事故が発生し、一部の住民に嘔吐や発疹、失神などの症状が現れた。問題に対する政府の怠慢さに抗議するため、住民1万人近くが13日から大規模デモを行った。

伝えられるところによると、同地区では10日から異臭が漂い、マスクをつけなければ外出できないほどだったという。地元の住民は相次いで政府に対応を求めたが、地元政府は11日の早朝、ガス漏れは収束し、それによる大気汚染はなかったと発表した。しかし翌日も引き続き強烈な臭いが周辺に充満していたため、数千人の現地住民は13日から街頭で抗議活動を行った。

14日に参加者は1万人に膨れ上がった。工場と隣接する威遠中学校の生徒は授業をポイコットし、抗議に参加した。学校を出る際、現地警察に阻まれ、激しい衝突が起きたという。数台の警察車両はひっくり返され、校門が倒れ、少なくとも7人が逮捕された。

現地住民の話によると、同工場による汚染は長年、続いており、ガンを発症した市民は少なくない。威遠中学校でも毎年、ガンに罹った生徒がいるという。

(翻訳編集・王君宜/高遠)
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