信ぴょう性の欠如した中国GDP 31省合計が全国を上回る矛盾 ダブルカウントなどで統計水増しか

【大紀元日本5月2日】中国国家統計局は4月29日、今年第1四半期(1~3月期)の31の省・市・自治区のそれぞれの国内総生産(GDP)を発表した。しかし、公表されている中国全体より地方合計が上回るという矛盾が生じた。地方政府が虚勢を張るため、統計を水増ししたと専門家は見ている。中国GDP統計の信ぴょう性の欠如の問題が再浮上した。

統計局の発表によると、同期31の省のGDP合計額が14兆3072億9100万元(約274兆7000億円)だが、同局が発表している中国全体GDPは14兆667億元(約270兆806億円)で、地方GDP合計が全国より2405億9100万元(約4兆6194億円)も上回っている。

4月30日付「北京青年報」によると、北京大学経済学院経済学部の蘇剣副主任は「各地のダブルカウントと統計の水増しがデータ不一致の原因」と認識を示した。

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