長江の客船転覆、不明者親族が抗議 当局対応に怒り

【大紀元日本6月4日】中国の長江で458人を乗せた客船が転覆し、乗客の大半が依然として行方不明になっている。不明者の親族らは3日、情報提供や支援の不足などで当局への怒りが爆発し抗議活動を行った。

ロイター社などによると、南京で情報を待っていた行方不明者の親族ら約80人が貸し切りバスを利用し、8時間もかかって転覆現場の湖北省荊州市に到着した。現場で警戒線を強行突破しようとして警官隊と衝突した。

中国では通常、大事件や大事故が発生した場合、政局が不穏になるものとして報道規制が敷かれている。2日付の英BBCが中国メディア関係者の話として、今回も事故現場で取材を行うのは新華社や中央テレビなど一部の政府系メディアに限られている。国内メディアには許可なしに独自の取材や報道を禁止するとの指示があったという。

新華社のニュースサイト「新華網」によると、転覆事故で4日午前8時までに、14人が救助され、死者の数は65人に上った。370人余の安否は不明のままで、当局は捜索活動を続けている。

(翻訳編集・王君宜)
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