英国人元受刑者、中国刑務所での自白強要告発

【大紀元日本6月22日】このほど中国の刑務所を出所した英国人元受刑者の男性は(59)は、拘禁中に自白強要のため、中国当局は体調を崩した彼に治療を受けさせなかった、と告発した。

中国で「チャイナホワイズ」というリスクコンサルティング会社を経営する英国人のピーター・ハンフリー氏とその妻(中国系米国人、61)は、2013年7月の逮捕後、翌2014年7月に起訴され、市民の個人情報を不法に入手し、在中国の外国企業などに提供したとして、それぞれ2年6カ月と2年の実刑判決を受けた。

米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、6月半ばに早期釈放となったハンフリー氏は17日、ロンドンでメディアの取材に応じた。起訴事実を一度も認めなかったとし、中国政府系メディアが放送した「罪を供述した現場」という映像は、大量に編集されたもので事実を著しく歪曲していると主張した。

体調を崩した同氏に対し、当局は自白調書に署名するまで治療を受けさせないとの対応を取り、その後の今年4月に同氏は前立腺腫瘍と診断されたという。

中国外交部の報道官はハンフリー氏夫妻虐待説を否認し、「中国側は2人の然るベき権利と利益を守った」と述べた。

(翻訳編集・叶子)
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