外国人の米不動産購入、12兆円超 中華圏出身者は1位

【大紀元日本6月23日】全米不動産業者協会(NAR)が18日に発表した調査報告によると、2015年(14年4月~15年3月)の外国人による米国不動産の購入総額は記録的な1040億ドル(約12.8兆円)となり、全取引量の8%を占めた。米CNBC(電子版)が22日報じた。

調査によると、中華圏出身者(中国、香港と台湾)の購入額は286億ドル(約3.5兆円)で1位に輝いた。その次は、カナダ(112億ドル)とインド(79億ドル)が続く。

外国人が最も多く購入するのは、フロリダ、カリフォルニア、テキサス、アリゾナ、ニューヨークの5州の不動産で、外国人の購入量全体の半分以上を占める。

ヨーロッパ人とカナダ人はフロリダとアリゾナを好み、カリフォルニアとテキサスがアジア人にとって人気の場所。テキサスまたはフロリダを選んだのはラテンアメリカ人が多かった。

購入用途について、購入者の46%は「自宅用住宅」となったが、20%はレンタル用で、15%は別荘などとして購入したという。

取引価格からみれば、外国人の物件購入はハイエンド(超高級住宅)に集中していた。平均取引価格は、前年同期比26%増の49.96万ドル(約6180万円)に達し、全体平均の25.56万ドルを約2倍上回っている。また、55%は現金決済だった。

(翻訳編集・王君宜)
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