貧困層の生活実態 中国主要政府系メディアが報道
【大紀元日本6月25日】中国主要政府系メディアはこのほど、中国各地の貧困地域の住民生活実態を取材し、報道した。農村部総人口の7.2%にあたる7千万人強が貧困で、住居が無く、医療と学校教育を受けられない生活を送っているという。
国営新華社通信は22日、四川省や貴州省、安徽省などの貧困地域での現地取材の内容を報じた。
四川省大涼山区美姑県では、取材班が訪れた農民の自宅はいまにも壊れそうなドアに窓のない真っ暗な部屋であった。左側は牛のエリアで右側は人間の居住スペース。レンガの上に置いた木の板が一家5人の寝床。調理スペースは数枚のレンガを「コ」の字に組み立てられ、レンガの上に鍋を置いて下で柴を燃やす。室内に椅子やテーブルは一つもない。この日の一家の昼食は発芽した茹でジャガイモだった。肉は正月など年に3回ほどしか口にできない。米を食べるのは10日に一回という。
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