8歳男児の善意と勇気

【大紀元日本7月6日】今年5月、米国フロリダ州のクリスチャンくん(Christian McPhilamy)が、2年間かけて40センチまで伸ばした髪を切り、ガンやヤケドなどで髪を失った子供のカツラを作る団体に寄付した。この小さな善意を実現するためには、大きな勇気が必要だった。

クリスチャン君が髪を伸ばしたきっかけは、6歳の時に見たセント・ジュード(St. Jude)小児研究病院のテレビコマーシャル。この病院は、ガンの治療で髪を失った子供たちのために髪を寄付するよう呼びかけていた。

この活動に興味を持ったクリスチャン君は、母親の了承を得て、早速髪を伸ばし始めた。友達や見知らぬ大人からは、からかわれたり嘲笑を受けたりしたが、動揺せず、髪を2年間伸ばし続けた。母親の話によれば、クリスチャン君はさまざまな嘲笑の言葉を受けても、髪を切りたいとは一度も言わなかったという。

今年5月、目標の40センチまで髪が伸びたクリスチャン君は、母親に髪を切ってもらい、それをチルドレン・ウィズ・ヘアーロス(Children With Hair Loss)という組織に寄付した。この組織は寄付された髪を使ってカツラを作り、ガンやヤケドなどで髪を失った子供たちに提供している。同団体の理事を務めるクリスティーン・ウォンさんは、「こんなに幼い子供が、人を助けて良いことを行いたいなんて感激です」と話している。

切ったばかりのポニーテールを手にする笑顔のクリスチャン君

(翻訳編集・文子)

関連記事
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
1271年、モンゴルのフビライ・ハンが元を建て、初めての漢民族以外の皇帝となりました。その後、数十年にわたり、中国はかつてない規模の帝国となり、元は文化の多様性と国際貿易の栄えた時代となりました。
明の最初の皇帝・太祖の生い立ちは、朝廷生活とはほど遠く、彼は朱元璋と名付けられた農民の子供でした。彼は最初、僧侶の道を歩みましたが、モンゴル主導の元が朝廷内の闘争で弱体化する中で反乱軍に参加し、まもなく右に出るもののいない軍事家として才気を発揮することとなりました。
胃酸逆流の症状を抑える等、一般的な胃腸薬を服用している人は、知らず知らずのうちに偏頭痛を発症するリスクを高めているかもしれません。 このような一般的な治療薬と偏頭痛との関連性について、アメリカ神経学アカデミーが発行する「Neurology Clinical Practice」オンライン版に掲載されました。研究では、胃腸薬が偏頭痛を直接引き起こすとは断定されていないものの、両者の間には何らかの関連があるのではないかと考えられています。
子供のいじめ、自殺、暴力・・・昨今、心の痛むニュースが後を絶えません。生まれてきた時は、誰もが純粋で善良だったはずなのに、何が子供たちを悪へと走らせるのでしょうか。人生には学校の教科書から学ぶことのできない、大切な価値観があることを子供たちへ伝えることが重要です。将来を担っていく子供たちに、ぜひ読んでもらいたい物語を厳選しました。